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特別支援教育士 橘高実江(旧姓:江草)
特別支援教育士 橘高実江(旧姓:江草)

 こんにちは。笑lableの橘高です。(*^^*)

 当ホームページでは、笑lableの活動内容や、システム、子ども達との関わりの中で発見したこと等を紹介しています。

 そもそも、笑lable(エミラブル)とは何をするところなのか?→簡単に紹介させていただくと、『特別なニーズを持ったお子さんの為の家庭教師』です。対象としている生徒は、年長〜中学3年生位までの(実は、高校一年生や年中さんもいます)発達に遅れやしんどさを感じているお子さん(発達障害の症状があるお子さん)、不登校気味なお子さん、社会生活にしんどさを抱えているお子さんで、学習支援のほか、SST(ソーシャルスキルトレーニング)の提供も行っています。現在、私の他にも、大学の教育学部へ通っている現役大学生が数名、経験豊富な社会人の講師が数名、生徒と関わってくれています。

 色々な方々とチームを組み、子ども達の笑顔と可能性を引き出すお手伝いをさせていただきます。広島県福山市で活動中。


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✨ビバ!カラークリアファイル

 最近、特に重宝しているものは、このカラークリアファイル。特に、100円均一の透明タイプがお気に入り。数年前に生徒だった男の子が、プリントや宿題、提出物の管理が出来るようになったのは、このカラークリアファイルのお陰かもしれません。たまたま家に緑のクリアファイルが転がっていて、それを学校のプリントを整理するために使い始めた彼。すると、宿題プリントや配布されたプリントを全てそれらに入れる習慣が苦なく付き、中学を卒業する頃には、提出物100%クリア出来るまでになりました。今は高校3年生になっていますが、引き続きボロボロになった緑ファイルを使い、学校のプリントは十分管理できているとドヤ顔で言っています。(笑)

 なぜ、そのようになれたのか?私なりに分析すると、

①カラーなので、カバンの中に入れていても目立ち、取り出しやすい。

②プリントを入れるものが固定化されることで、カバンの中が整理され、持ち物の管理がしやすくなった。

③クリアなので、中が確認しやすい。

④ポケットが一個なので、出し入れしやすい。

といったところでしょうか。今は他の生徒(特に中高生)にもカラーファイルの使用を提案し、プリント等の管理をしてもらっています。しばらくは状況をセッション毎に確認する必要はありますが、使いやすいようです。(^^)

✨新しい場所

昨年度は、家庭教師だけでなく、リム福山のミーティングルームでもセッションを行いました。今年度は、福山駅北口から徒歩3分くらいの場所にある知り合いのビルの一室を借りることができ、複数のペア(生徒と担当の指導者)を同時にセッションすることができるようになりました。以前、勤めていた医院の院内塾では、私がセッションをしている時間、セッションではない子もスペースに立ち寄り、自主勉強やブレイクタイムをとっていました。「ちょっとお茶のみにきた」なんて言いながら立ち寄って行ける場をまた作りたいなと以前から思っていたので、少しその目標に近づけた感じがします。生徒と大学生、大人の指導員がワイワイできる場を作り、学習だけでなく、社会勉強もできるようなスペースを目指します!(^ー^)楽しくなりそうです!!

✨モデルになれる存在

 あれよあれよという間に冬が来ました。冷え性の私には苦手な季節です。今年はインフルエンザのワクチンも不足気味らしいので、早めに接種して、元気に冬を乗り越えたいと思います。

 最近、大学生の存在の大きさを感じる出来事が二つありました。一つは、高校1年生の男子生徒が「大学にいこうかな〜」と言い始めたこと。彼は2年間私が担当していた生徒ですが、「俺は父と同じ理容師になるから、高校は卒業できればどこでもいい」といい、「家から近い」という理由だけで高校をチョイスしました。勉強が嫌いなわけでもなく、取り組めば成果を出す子だったので、もっと視野を広げて進路を考えてほしいなぁと思っていたのですが、「高校後の進路は理容の専門学校へ行く」といい、他を考えようとはしませんでした。それが「夢」ならば良いのですが、理容師に対しての情熱は特になく、、、。そんな彼は高校に入学し、順調に学校生活を送っていたので、試験勉強をフォローできる大学生に担当を変えました。その際、数人の大学生に接する機会を持つことができ、担当を変えて2ヶ月経った頃、大学進学を考えるようになりました。特に大学への興味付けを行ったわけではないのですが、彼ら(大学生)の存在が、彼の視野を自然に広げてくれたようです。

 二つ目は、同じく高校1年生の男子生徒の話。勉強は嫌いで、苦手意識も強く、学校へ行くことも億劫になっていました。セッション中も意欲がわかず、夏休み前に一旦セッションを中止することにしました。しかし、3ヶ月ほど経った頃、自ら担当していた大学生にラインで「勉強を教えてくれませんか」とアプローチ。しかも、”丁寧語”で!!親御さんや私はそのことを大学生から教えてもらい、驚きました。今まで自分からヘルプを出すことがなかなかできず、すべてが受け身だった彼が、ため口ではなく丁寧語でヘルプを出したのです。大人には素直に気持ちを話せなくても、「大学生」という自分に近い存在にならヘルプを出しやすかったのでしょう。

「こんなお兄ちゃんになりたいな」と思われる存在になれるのが「大学生」。私もかつては生徒から「歳の近いおねえちゃん的存在」だったはずなのですが、、、。大学生にしかできない関わり方に期待が膨らみます。